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宮地兵庫の共感覚の日々


Everyday-Life with synesthesia Hyogo Miyachi
監督は待つ
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    この標識をよく見かけます。

    このイラストで『歩行者優先』だとわからせるのは難しい。

    だからデザイン的には不合格だと思います笑


    とても好きな標識です。

    小説や映画に見えるよ。

    『自転車泥棒』という古いイタリア映画を思い出させるんです。

    今でも名作として語り継がれている映画で、

    自転車を盗まれた父と息子がローマの街を歩き回り自転車を探すというお話。


    でも、この標識は小さな女の子だからね。

    またストーリーが変わってくるんじゃないかしら

    まず気になるのは、これは父と娘なんだよね? 誘拐犯だとは思いたくない。

    どうして母親が不在なのかな?

    父子家庭なのかな? 

    それともママは看護婦さんか何かで夜勤でいないだけなのかな?



    立ち止まってしばらく見上げています。


    即興で話してください。



    Take1

    娘:「ミーちゃんも自転車欲しいなぁ」

    父:「うーん… まだ小っちゃいからね。

     もう少し待とうね」

    娘:「うん…」


    監督:「カットーー!ダメダメ 平凡過ぎる!

    ドラマが足りないんですよ」



    Take2

    娘:「パパ 自転車買って?」

    父:「うーん… 買ってあげたいんだよ

     でもパパねリストラされちゃったのよ… 

    だからもう少しだけ我慢して。絶対に買ってあげるから」


    監督:「カーーーット!悲しいわ。

    ドラマが増したかわりに夢がないんですけどぉぉ〜

    もう一声!頑張って」



    Take3

    父:「娘よ、 聞いてくれ。

    ボクが一番好きなのは君のお母さんじゃないんだ…」


    娘:「えっ?そうなの?ママに言ってもいいの?」


    父:「うーん… 別に良いんだけど、無駄に傷付けたくないな わかる?」


    娘:「じゃあ内緒にしておくから、自転車買ってくれる?」


    父:「いいよ!成立。」


    娘:「成立!」



    最高!

    あはははははは

    標識の中で生きる登場人物に自由を与えると

    彼らは勝手に芝居を始めてくれます。


    パパ、バカ正直にも程があるわよ…


    この台詞は坂本龍一さんが娘の坂本美雨さんに実際に言った一言です。

    それを聞かされて娘は何て返せばいいのか笑

    昔何かのインタビュー記事で読んだ時、わたしは衝撃を受けました。

    それから坂本龍一がますます好きになったのです。


    愛すべき天才。


    さぁ、凡人は帰って絵を描こう!


    |18:19| - | comments(0) | trackbacks(0) | posted by hyo-go1 - -
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